
こんにちは、ぐんり(@gunle2020)です。
今回は、グリッドトレードの始め方についてを解説していきます。
グリッドトレードは、日中に仕事でなかなか相場が見られないから裁量取引が出来ない、上げ下げで利益を取り逃すのが嫌でついついポジションを持ってしまうポジポジ病への、ベターな選択肢です。
このサイトで紹介している設定は、その必要証拠金に対して年率10%程度の税引前利益が期待できる手法であり、この年率10%程度というのが、20年程度の為替データから推定される放置が出来て仕事をしていても寝ていても心配をしなくてもいい水準です。
まさにサラリーマン投資家に最適!
FXや先物で、乾坤一擲、一発逆転を狙うというのは、それ自体が市場の養分化しやすいマインドですので、溶けても問題ない金額で着実に積み重ねていきましょう!
目次
運用資金を考える
身も蓋もない質問ですが、ここがまず重要です。
グリッドトレードを始める際の注意点として、
- 始めてから暫くは評価損の期間が続きます
- 経済危機により、大きな評価損が突然発生する可能性があります
以上の2点があります。一回始めたら暫くは終わろうにも損で終わる可能性が非常に高いので、一度始めたら暫くは資金を抜けないと思った方が良いです。
動かさなくてもいい投資用の余裕資金を証拠金に始めるようにしましょう。
戦略を決定する
グリッドトレードを運用するには、大きく分けて、
手動 / システムトレード(トラリピ) / システムトレード(MT4利用)
以上3つがあります。
色々な評価軸があるので、一概にどれがいいとは言えません。
ただ、グリッドトレードは前述しましたが、1度始めると損失なしには終了できません。
慎重に戦略を決定する必要があります。
手動でやる!
手動でのグリッドトレードには、以下のメリットとデメリットがあります。
〇メリット
・取引の際に発生するスプレッドがシステムトレード系より小さいので、利益率が向上する
・保有するポジションのスワップがシステムトレード系より良いため、利益率が向上する
・1通貨から取引できる証券会社がある
〇デメリット
・注文を全て自分で入れる必要があり、手間がかかる
・決済後の再構築が手動なので、取りこぼす危険性がなくはない
・手動発注なのでメンタルが入る余地がある
過去データから利益が、スプレッド差で約1%程度、スワップ差で7~10%程度、圧縮されることが分かっています。
なのですが、グリッドトレードの設定次第(通貨ペア数、ポジションを建てるトラップ幅や、決済の幅)では、トラップを仕掛ける手間がが膨大になる可能性があります。
あと、「私は」普通に注文を間違えます。抜けてたりダブらせたり。
例えば、
ドル円でトラップ幅1円、決済幅1円で年間の決済回数が20回程度というのが、過去データからテストできますので、この回数を乱暴に援用すると、8通貨であれば160回の注文が必要です。
ちなみに、ドル円→トラップ幅0.1円 決済幅1円:決済回数約220回、トラップ幅0.1円 決済幅0.1円:決済回数約1500回が発生します。(75~105円:買、105~135円:売 ハーフ&ハーフ設定)
以上のように、設定次第ではかなりの回数の発注行為が必要になります。
圧縮される利益が、その手間に見合うか・・・システムトレードを利用して、メンテナンスに必要な時間、他のことをやってた方がいいのでは?という考え方もあります。
一方で、決済回数が少なくなる設定であれば、比較的作業量は少なくて済みますが、「やってる感」が乏しいのが難点です。
1通貨から発注できるFX口座
SBI FXとOANDA JAPANが1通貨から注文可能です。
この2つだと、スワップやスプレッドを加味するとSBIの方が有利だと思われます。
1000通貨単位で発注できる口座を利用するのも手ですが、発注通貨単位が少ない方が行動範囲が広がるので、SBI FXをお勧めしたいところです。
ちなみに、運用額10万円、8通貨、トラップ幅1円くらいであれば、1ポジ50通貨くらいで運用できます。
もちろん、ポジションを大きめ通貨ペア少なくで始めて、通貨ペアを増やしていくという運用も可能です。
システムトレード(トラリピ)でやる!
王道ですね。仕掛けて気絶してましょう。
トラリピには、以下のメリットとデメリットがあります。
〇メリット
・一度入金して仕掛けたら、特に何かをする必要がない。
・何かをする必要がないので、メンタルが入る余地が少なく、他のことをしていられる。
・MT4を扱うよりは楽。
〇デメリット
・取引の際に発生するスプレッドが手動系の会社より少し高いか、高いので利益率を押し下げる。
・保有するポジションのスワップが手動系の会社より少し高いか、高いので利益率を押し下げる。
10%の利益圧縮が何ですか!
手動を実行するための管理や、実際に発注する手間を考えたら、手数料と割り切りましょう。
メンテナンスが少なく済む設定にしても、なんやかやで週に2時間程度はメンテナンスに要すると思います。
そうすると、年100時間程度で時給1000円と考えても、約10万円です。
安全サイドでの期待利益率年10%を考えたときに、これが効いてくるのは運用額1000万円です。
運用額が1000万以下だったときは時給の方が上回りますし、1000万以上になったとしても、その差額を気にするか?
その辺をよく考えて、多少の損も許せない、人件費はタダ!と思うのであれば手動がいいでしょうし、そんなに時間かけてられるか!!生活や勉強のことも考える!!という人には、トラリピが大変オススメかと思います。
トラリピは設定難度が中級とも言われますが、MT4と比べれば直感的に操作できるので非常に楽です。
その辺についてはMT4で解説をします。
トラリピ
最低取引単位が1000通貨からなので、トラップ幅を大きめにしたとしても、1通貨ペア30万程度の初期費用が必要です。
段々と通貨ペアを増やしていき、分散できるようになってからトラップ幅を狭めていくといいでしょう。
システムトレード(MT4)でやる!
MetaTrade4(以下MT4)というソフトウェアと、千刻というMT4用のトレードプログラム(以下EA)を利用します。
MT4利用には、以下のメリットとデメリットがあります。
〇メリット
・一度設定したら、その週は基本的にノーメンテナンス。
・何かをする必要がないので、メンタルが入る余地が少なく、他のことをしていられる。
・千刻以外のEAを購入してシステムトレードをすることもできる。
・海外FXを利用すれば10通貨単位での取引が可能。
・トラリピよりは取引コストが安い。
〇デメリット
・導入費用がかかる。(EA千刻購入2万円)
・安定した取引のためにレンタルサーバーを借りると月額2000円程度必要。
・取引環境の安定稼働のために一定間隔での再起動やセキュリティアップデートが必要。
・手動よりは取引コストが高い。
一定のITスキルが必要です。
一番の難関はコレかもしれない。
調べればなんとかなるので、調べられる人であれば大丈夫だと思いますが。
MT4はWindows上で動くプログラムなので、コレが動いていないと取引が出来ません。
グリッドトレードは通信の即時性があまり求められませんので、自宅のパソコンでも十分なのですが、日曜の晩から土曜の朝まで動かしている必要があります。
当然、停電などの事故があれば取引出来ませんので、その辺のリスクが許容できないのであれば、データセンターでサーバーをレンタルする必要があります。
そのレンタルサーバーにも良し悪しがあるのがまた・・・
この辺のコストや手間を考えると、ぐんりとしては「トラリピでいいじゃんね」と思います。
グリッドトレード用EA以外を導入して取引をすることもできますが、こちらにも目利きが必要で成績良さそうだから買って導入してみた!で儲からない・・・EAと業者の相性もあったり・・・
もう、完全に趣味の世界だと言って良いでしょう!!!
TwitterでEAで運用して週次何十万って言ってる方もいますが、いったい幾ら出してEAを買い集められたんですかねぇ?50万?100万?みたいな世界ですし、Twitterでフォローしてくる自動取引で人生勝ち組!みたいなアカウントで紹介しているのは、海外FXを使わせて取引を一杯してもらうとキックバックで儲かるというビジネスの枠組みでやっておられるので、本当に儲かるかどうかは・・・うーん?🤔
ぐんりの場合は、グリッドトレードの検証目的だったり、いままでEAでの損失200万程の経験を元にした低ロット取引で御安全に遊ぶ!という趣味的な部分があるのでニューヨークのサーバーも借りるみたいなことをしております。
取引口座はどこで?
基本的には国内業者であれば問題ないかと思います。
MT4利用の場合、最低0.01lot=1000通貨であることが大半です。
スプレッドやスワップはどこも似たり寄ったりの条件で、さほど変わりません。
ぐんりの場合は、他のEAを使用しているということと、業者の信頼性からOANDA JAPANのproコースを利用していますが、サーバーがニューヨークであるためか、条件は他より悪くなってます。
海外の業者という選択肢もあります。
数万単位の豊富な入金ボーナスや、500倍以上のハイレバレッジを謳っている業者が色々とあります。
海外ライセンス業者は日本の国内法が適用されませんので、日本の証券会社を利用するように海外業者を利用するのは危険です。
中には、出金させてくれない業者や、会社が解散してしうパターンなども・・・
安心安全を謳うサイトも沢山ありますが、アフィリエイト報酬が良いので宣伝サイトが沢山あるのだとご理解ください。
それから、海外FXは雑所得として総合課税での課税になりますから、累進課税になることにも注意が必要です。
ちなみに、ぐんりが以下のリンク先記事で実施している10通貨単位取引は海外FXであるXMしか選択肢がありません。
比較的メジャーな業者で相対的に安心は出来ますが、出金に2500円〜5000円の手数料が必要になったり、国外業者であるが故のコストは存在してます。
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まとめ
グリッドトレードの始め方について、現在取りうる選択肢を列挙してみました。
俯瞰してみると、やはりトラリピがコスト・手間としても問題ないと思います。
次回以降の記事では、グリッドトレードの設定方法や、終わり方についてまとめていきたいと思いますので、書き上げた際には是非ご覧いただきたく。
記事の告知やぐんりの日々の運用はFollow @gunle2020で呟いていますので、ぜひ、フォローをお願いします!
注意事項について
本サイトで紹介した内容を実行した場合、損失が発生する可能性があります。
それらのいかなる損害についても、当方は関知しません。
投資、投機は自己の余裕資金内で実施してください。
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注意事項 / 連絡先
免責事項 外国為替証拠金取引(FX)や株式への投資、投機は、自己の責任で無理なく実施願います。 本サイトで紹介している手法を実践することで、損失が発生する可能性があります。 当サイトのコンテンツ・情報 ...
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